<第1011号 2019年12月29日(日)> いただきもの であったものを ならべてみる うけとったものを ならべてみる このいちねんのひかりから かぞえきれないほどの いただいたもの ひとつのこらず じぶんでつくりだしたもの どれだけだろう じぶんでくみあわせたもの どれだけだろう かがやくものはみな いのちのためのおくりもの * 挿一輪 * わたしたちが新しく生み出すものは、どれくらいなのでしょう。 そのほとんどが、身のまわりを組み合わせ変化させていったもの。 窯の中で焼き上げた土が、自然の釉薬におおわれ窯変を起こすように。 仕上げは、それぞれのいのちのなかで創り出されるのかもしれませんね。 <第1010号 2019年12月22日(日)> ここにいるよ ここにいるよ そこにいるよ あそこにもいるよ どこにでもいるよ かんじるのはだれだろう はなしをきくのはだれだろう みたってみえないものを こきゅうでさがすのはだれだろう いまさっととおりすぎた そんなことあるはずないって あなたはわらっていたけれど けっしてあきらめもせず そばでじっとまっている やさしいつよさはなんだろう * 挿一輪 * さがしものは、じっと待っています、あなたの通るのを感じながら。 いつでもどこでも、あなたさえその気になれば、答えてくれます。 この世の中は、想像できないくらいのたくさんのもので満ちています。 ヒントになるものはなにもない、なんて、嘆かないでください。 宝物との出会いは、あなたの気持ち次第です。 <第1009号 2019年12月15日(日)> すき じっと みているのがすき あきずにときもかんじずに ただただみているのがすき じっと きいているのがすき ほかのおとにまじっている ことばをろかするのがすき じっと つつみこまれるのがすき おかえしに じっと つつみこむのがすき じっと なりきるのがすき おさなごのように まっすぐにわらうだけがすき じっと とまどっているのがすき じっと こきゅうすることがすき * 挿一輪 * 好きなことは、なんですか。 なにが好き、だれが好き、どういう時が好き、どんな姿勢が好き。 好きなことを具体的にイメージ出来たら、自分を見つめられます。 見つめることは、自分を生きていることの最大のご褒美です。 <第1008号 2019年12月8日(日)> さざんか あなたが ずっとみつめているから わたしは からだのしんからあたたまる あなたが ずっとまっているから わたしは ふかいことばをみつけられる とけないあかのいろは あなたといういのちの ほそいしべからもにおいでて こころのこがねいろは かぜのゆびをからめて ひかるアンテナをのばしだす * 挿一輪 * ひかりのなかに浮かぶ花は、時にはすごみすら伝えてくれます。 ふっと、呼び止めるなにかに、いつでも答えられるように、 こころのアンテナは、しっかりと手入れしておきたいですね。 <第1007号 2019年12月1日(日)> そのままに かたを ぽんとたたかれて あさのひざしに たたかれて ほほを りょうてではさまれて ひかりのゆびで はじかれて おもわず あげためのさきに あおいそらが とびこんで おもわず こぼれたつぶやきに かぜのリズムが よりそって いきてるおとに ふれたくて いきてるゆめに ふれたくて いきてるいまに あいたくて とびらのかぎは あいてます かがみのまども あいてます あなたはあなた そのままに * 挿一輪 * なにもしなくても、あなたはあなたです。 そう言われても、困りますか。 けさ、起きてからのあなたを思い返してみてください。 あなた自身だからこそ、過ごし体験できた時間ではないのでしょうか。 なにもしなくても、あなたはそのままのあなたを生きています。 さあ、大きく息を吸って、息を吐いて。 |
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